#1.ねこまたのお花見
みんながすっかりいい気分で出来上がったころ、ねこまたは仲間とはぐれたのも気づかず、
桜ヶ丘で一番大きな気の根元で居眠りを始めてしまいました。
どのくらい時間が経ったでしょう、ねこまたはこんな歌声に目を覚ましました。
「……花咲けドンドン、花咲けドン」
それは遠くから近づいてくる様子です。
と、急に歌声が止みました。 「やったぁー!これで桜の精なんておさらばだコーン!」
びっくりしてがばっと起き上がると、目の前に桜吹雪に包まれて、きつねが一匹立っていました。
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