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#1.ねこまたとかみなり坊や |
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あまりにもおならがくさかったので、かみなり坊やは思わず縁側の端っこまでとびのいて、ぜいぜい息をしました。
「なんかけっこう手ごわいな…こんなはずじゃなかったんだけど」
一人前のかみなりとしてこんなことではいけない、とひしひしと思い、もう一度ねこまたのそばへ行きました。
すると、なんと、あんなによく寝ていたはずのねこまたが、むっくり起き上がったのです。
かみなり坊やはとてもびっくりしましたが、自分に言い聞かせました。きっと寝ぼけているだけだ。
そう思ったのもつかの間。「よくきたなかみなり…」なんと、ねこまたが薄目をあけてにやりと笑ったのです。
かみなり坊やは驚きで、心臓が飛び出しそうになりました。と、追い討ちをかけてねこまたは続けます。
「鍛えぬいたはがねのようなこの肉球パンチ、どうしてもおみまいしてほしいとみえる。いくぞ!」
「うわぁあぁあ!」かみなり坊やはその異様さと迫力に飛び上がりました。
最初からコイツは気づいてたんだ。油断のならない、すごい強いヤツだったんだ…。 かみなり坊やは半泣きで空に逃げ帰りました。
かみなり坊やがいなくなると、ねこまたはそのままぱたっと倒れて、夢を見の続きを見はじめました。かみなりをやっつける夢です。そう、ねこまたはやっぱり寝ぼけていただけでした。 |
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